[読書]問題解決ラボ

伝わらないメッセージは独り言みたいなもの(本文より)

問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術
佐藤オオキ

https://www.amazon.co.jp/dp/4478028923

どれほど自分のアイデアが優れていると思っても、そのことが正確に伝わらなかったら、価値を分かってもらえません。

デザインの仕事は、クライアントにOKをいただいて納品し、その結果、対価をいただくことです。

ですから、そこで伝わらないメッセージを発信してもクライアントは受け取れませんし、伝えようとしたメッセージであっても、伝え方を間違えたら、やはり同様にクライアントに伝わることはありません。

もちろん、できたものを見て開口一番「これ最高です」と言っていただけるようなプロダクトを作れたら最高です。ですが、そういう物を生み出せることは稀です。

われわれは普段、時間や予算や関係者の事情など、色々な状態をくみ取って、その中で納品できるクオリティにまでもっていくことに労働力を費やします。

ケースバイケースですが、制作過程で一応提出可能な状態になったら……、例えば自分の中での80%のクオリティにようやく達したところだったら、そこからさらに根を詰めて時間をかけて90%にまでもっていくよりも、そのプロダクトの良さを説明することにもうひと頑張りするほうが、クライアントの満足度を高めやすくなって、お互い良い状態が気づける場合があります。

伝わらないメッセージになってしまうのはもったいないので、伝わるメッセージを心がけたいですね。

著者の言う「半歩前」に出る、という理屈も共感できます。相手に伝わってこそ。「価値を分かってもらえる程度の新しさ」がデザインには大切なんだなと、あらためて思いました。

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